夏の暑さから子どもを守る! 『あせも』を予防する方法
子どもにとって汗疹(あせも)は身近な皮膚トラブル。
大人もあせもにならないわけじゃないですけど、生まれたばかりの頃は特にあせもに
なりやすいんです。
お母さんが代わってあげられるなら代わってあげたいけど、そんなことは出来ませんし、
子ども自身で対策するなんてことも出来ません。
しっかりあせもの予防をしてあげましょう。
今回はあせも予防法についてまとめてみました。
あせもからお子さんを守って、お互い気持ちよく過ごせるようにしましょう!
何故あせもは子供に多いの?
あせもが子どもに多い理由は、小さい子どもでも汗腺の数は大人と同じだからです。
表面積と汗腺のつり合いがとれていないため、大量に汗をかいてしまいます。
そのため、あせもは小さな子どもに多く見られる症状なんです。
大人の場合は汗をかいたら「拭く・着替える・シャワーで汗を流す
などを自分の判断で行えるので、ちゃんとあせもを予防することができます。
でも、子どもは汗をかいても気にしないでそのまま遊んでしまいます。
私たち大人がしっかりと予防・対策をして子どもを守ってあげることが大切ですね。
そのあせもケア、間違ってない?
あせもに対する民間療法はよく耳にすると思います。
でも、全部の話を鵜呑みにしてはいけません。
中には間違った情報もあります!
「あせもには海水が効くってホント?」
あせもには海水が良い、という話がありますが、そういった事実は全くありません。
皮膚がもともと弱い子どもやアトピー性皮膚炎の場合は刺激の強い海水は逆効果となるので
注意しましょう。
「あせも予防にはベビーパウダーが良いんでしょ?」
あせも対策としてベビーパウダーはよく耳にします。
確かにパウダーは肌を乾燥させる作用を持っています。
でも、使用法を間違えると逆効果になりかねません。
使用する際は以下のことに注意して下さい。
・使うタイミングは体が乾燥している時
体が濡れた状態で使ってもあせも予防にはなりません。
・あせもが出来てしまった後には使用しない
予防としての効果はありますが、あせもが出来た後に使用してしまうとベビーパウダーが毛穴や
汗を出す穴を塞いでしまい、
逆効果になってしまいます。
子どものために、と毎日一生懸命ケアしていても、それが「間違った思い込みの知識」であれば
お子さんのあせもを悪化させる結果になってしまいます。
正しい知識を身に着けることは、「子どもをあせもから守る」ための第一歩です!
あせもをしっかり予防するには?
一度あせもになってしまうと子どもの肌には想像以上の負担がかかってしまいます。
「なってしまってから」ではなく、「ならないように予防する」のが一番です!
・汗を放置しない
これはあせもを予防する上で一番大切なポイントです。
子どもが汗をかいていることに気付いた時は素早く拭いてあげてください。
シャワーやお風呂で汗を流す事も大切です。
・エアコンの温度調節
特に夏場は汗をかきやすいので、エアコンを活用して部屋の温度を調節しましょう。
赤ちゃんの場合はエアコンを使用しすぎないように注意が必要です。
汗腺が正しく発達せず、汗を上手にかけない体質になってしまいます。
大きいお子さんは自分でリモコンをいじってしまうので、あまり手の届かないところに
置くのも一つの手です。
・吸水性のある衣服
衣服は吸水性の良い素材を選びましょう。
汗をある程度吸い取ってくれるので快適に過ごせます。
また、赤ちゃんのおむつは非常に蒸れます。
おむつの交換はこまめに。
・あせも予防にも有効な「保湿」
あせも予防には「保湿」が重要です。
保湿をしてしまうとべたべたしてあせもを増やしそうな印象がありますが、実はその逆です。
汗を大量にかくと、蒸発できなかった汗は皮膚の内部に浸透しまいます。
そして皮膚の質が低下してしまいます。
適度な水分を保持できない肌になって、乾燥が進み、あせもが出来てしまいます。
つまり、適度に保湿をして乾燥肌を防ぐことがあせも予防には重要なんです。
小さなお子さんをあせもから守ることが出来るのは、お父さんやお母さんだけです。
特にこれからの季節は気温が高くなり、汗をかきやすい季節です。
お子さんにあせもができないようにしっかり予防してあげてくださいね。